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株式会社若鯱家 人事部 伊藤匡成と申します。
私自身、転職して若鯱家に入社。以降、いち店舗社員から店長、エリアマネージャーへと
キャリアを築き、現在は人事部も任せていただいています。
若鯱家では社員の能力を最大限に発揮し、本人の“やりたい”という想いに真摯に耳を傾け、
積極的にジョブチェンジ制度を活用しています。
また、看板商品「名物カレーうどん」の味を守り、調理する職人の育成は
事業の根幹をなす最重要事項です。
私たちが定期的に実施している『麺道場』では、そんな職人を輩出し、
若鯱家全40店舗どの店舗でも変わらぬ美味しさのカレーうどんの提供を実現しています。
そこで、本記事では若鯱家が取り組む『麺道場』と『ジョブチェンジ制度』について
ご紹介させていただきます。

▲営業部 人事部 伊藤匡成
こだわりのカレーうどん職人を育成する『麺道場』とは
麺道場は本部2Fの研修室にて定期的に行っています。
プログラムの内容に沿った対象者を、1回につき5~6人集め、
お昼休憩を挟んでほぼ1日をかけて開催しています。
『カレーうどんを世界共通語に』というテーマを掲げる私たちは味に妥協はありません。
そのため、取り扱うカレーのルゥは調理人の作りやすさを考慮していません。
だからこそ、レシピやマニュアル通りの工程で調理することが求められます。
正しく調理されたカレーうどんは「甘み→コク→辛み」の順番で口の中で
美味しさが変化していきます。これを実現するためには温度管理、時間管理、
ルゥをかき混ぜるホイッパーの持ち方やかき混ぜるスピード、
とろみができて手に伝わる感触などなど、学び、習得することは多岐に渡ります。
ここ麺道場で基本を学び、店舗に帰った後、実践練習。
できたカレーのルゥを先輩や店長に味見してもらい、OKがでて初めて合格。
自分で作ったカレーうどんをお客様に提供できるようになります。
また、日頃の仕事の成果を披露する『名物カレーうどんコンテスト』も定期開催しています。
麺道場ではカレーうどんの調理方法だけを学ぶ場ではありません。
座学で若鯱家の経営理念の共有、衛生管理、各種マニュアルの確認を行う、
若鯱家の品質そのものを担う教育機関でもあります。
そして、参加者には普段の仕事でのちょっとした悩みや困り事を話してもらう時間も設けています。
勤務店舗内での従業員同士の連携を密に取ることはもちろんですが、
麺道場では店舗外の従業員との交流を深め、あるいは普段話せないようなことも話していただく
コミュニケーションも大切にしています。

▲『麺道場』の講師を務めるのは経験豊富な若鯱家のプロフェッショナルたち
社員の可能性と向き合いチャレンジ『ジョブチェンジ制度』
社員のジョブチェンジを積極的に行うのに際して大前提があります。
それは店舗経験をしっかり積んでいること。
若鯱家の社是に掲げる『お客様第一主義』の最前線にいるのは
店舗で働くホール担当やキッチン担当に他なりません。
店舗を知らずに様々な部署や職種に転籍しても成果は乏しく、
あるいは部署ごとの連携も難しくなるかもしれません。
あくまでも店舗を知る社員が新しい自分の可能性にチャレンジでき、
または自分の個性や得意をさらに発揮できる場として、
ジョブチェンジ制度を設けています。
具体的には、先ほど記述した麺道場の講師陣はエリアマネージャー出身者が多く、
中にはアルバイトから正社員、店長へとキャリアを築いた社員や
社内で行った接客ロープレコンテスト優勝者もいます。
エリアマネージャーから経営企画室に転籍した例もあります。
彼は店長時代に自店の売上アップのために
本社経営企画室に様々な施策・企画の提案を積極的に行い、
その積極性や企画の斬新さから「では任せてみよう」と抜擢されました。
私自身も店舗経験を経て、前職で培った人材育成経験を活かしたいと考え、
人事部への転籍を希望し、採用されました。
このようにジョブチェンジを果たし、各部署で活躍する社員が若鯱家には多数います。
そしてその実績は全社に広く浸透しているため、
社員は自分が活躍できるステージが多様化していることを理解しています。
ひいてはそれが活気ある職場作りや離職率の低減につながっています。

▲ルゥのとろみは“見た目”とかき混ぜたときの粘り気・重さの感触が重要。五感で作ります。
サイトURL:若鯱家